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 2017年度俳句の会「特選句」
 
 <冬例会:特選句>

  2018/2月20日(火)
    句会:青山生涯学習館

     例会ご案内 

  
 
  ◎山の宿灯りを消して雪を聴く (田中達也)
  ◎春めくや堤に母の車椅子 (鈴木黎子)
  ◎陽だまりに呆けてひとり手毬唄 (鈴木伸一)
  ◎早春の朝の日散らし雀来る (城下洋二)
  ◎スケボー一枚持つて行こうぜ街は春 (髙瀬俊次)
  ◎早春や雨音少し軽くなる (依田美弥子)
  ◎春兆す書込み多き暦かな  (葛山由博)
  ◎早春や新調したる子の背広  (髙瀬俊次)
 
 <秋例会:特選句>

  2017/10月31日(火)
 吟行:殿ヶ谷戸庭園
 句会:園内・紅葉亭

     例会ご案内 
   
 
  ◎☆君が逝きはやひととせぞ柿喰らふ (田中達也)
  ◎遠山にうすべに色の初紅葉 (小高秀則)
  ◎縄跳びの子ども店番りんご売 (城下洋二)
  ◎障子閉め外の紅葉を想ひをり (田中達也)
  ◎ラ・フランス母の好みのやはらかさ (依田美弥子)
  ◎国分寺崖線上空鰯雲 (髙瀬俊次)
  ◎琅玕の林深閑暮の秋  (深津健司)
( ☆は選者2名の共選句)
 
 
 <夏例会:特選句>

  2017/8月1日(火)
 句会:白金台いきいきプラザ

     例会ご案内 
   
  ◎落雷すその一瞬の昼の闇 (中前行雄)
  ◎飛び入りの出入り激しき踊かな (伊豆康夫)
  ◎妻の居ぬ一日長し冷奴 (田中達也)
  ◎明易の夢と知りつつ夢に入る (城下洋二)
  ◎肩車夏の星座を指さす子 (依田美弥子)
  ◎ひと眠りして流星を見に来り (伊豆康夫)
  ◎鳴き砂の晩夏のこゑを放ちけり  (深津健司)
  ◎朝涼やハンドベル部の練習中   (深津健司) 

 
 <春例会:特選句>

  2017/5月30日(火)
 吟行:葛飾柴又界隈
 句会:山本亭

     例会ご案内 
   
  
     ◎夕暮れて上着はおりぬ更衣 (田中達也)
     ◎健診の結果さておき更衣 (伊豆康夫)
  ◎参道の裏のたつきや水を打つ (高瀬俊次)
  ☆◎葛切りの瑠璃の切子に染まりけり (田中達也)
     ◎夏木立矢切の渡し二百円 (依田美弥子)
      ◎田の神へつづく渡し場夏きざす (高瀬俊次)
     ◎寅次郎産湯の噴井いまも鳴る  (深津健司)
( ☆は選者2名の共選句) 


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