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 ２０１6年度俳句の会「特選句」
 ＜冬例会：特選句＞

　　2017/2月15日（水）
　句会：港区立生涯学習センター

　　　 　例会ご案内　  
  　
　　
     ◎京よりのくみ上げ湯葉や春浅し (田中達也)
     ◎春を待つ球根の芽の茜色 (鈴木黎子)
　☆◎大阿蘇を攻め上りたる野焼かな (高瀬俊次)
       ◎山鳩のつがひで鳴いて夕朧 (城下洋二)
     ◎突き指の骨折と知り冴返る (伊藤美智子)
      ◎三つ買ひひとつは仏桜餅 (小高秀則)
     ◎次女嫁ぎ冴返る部屋残りけり  (加茂好朗）
（ ☆は選者２名の共選句) 
 　　＜秋例会：特選句＞

　　2016/11月1日（火）
　　  吟行：新宿御苑
　　  句会：ルノアールBICCS店

　　　 　例会ご案内　  
  　
　　
 ☆◎ 編みたてを背に当てたる夜長かな (鈴木芳江)
   ◎ 柴くべて山の雨聴く夜長かな (城下洋二)
   ◎ 勤行のあと僧の来て栗拾ふ (葛山由博)
     ◎  長き夜や母の今際の報せ待つ (高瀬俊次)
   ◎ 蓑虫の雫を抱き地に着かむ (小高秀則)
    ◎ 菊に侍し菊を育てて菊師老ゆ (深津健司)
   ◎ どんぐりの実を踏む音も雨の中  (鈴木芳江）
（ ☆は選者２名の共選句)
  　　　＜夏例会：特選句＞

　　　　2016/7月19日（火）
  句会：港区立生涯学習センター

　　　 　例会ご案内　  
　　　
　☆○傍にゐるだけの面会蝉しぐれ (伊豆康夫)
　　○語り部や姉年老いて原爆忌 (中前行雄)
　☆○滝音を遮る森の深さかな (伊豆康夫)
　　○海の日のにぎり飯には佐渡の塩 (深津健司)
　　○西日濃し製鉄の火の消えし町 (高瀬俊次)
（☆は選者２名の共選句）
 　　　＜春例会：特選句＞

　　2016/4月19日（火）
  吟行：神楽坂界隈
  句会：文京総合福祉センター

　　　 　例会ご案内　  

  　 　　　
   ○藤ゆらす風は祈りの絵馬ゆらす  (高瀬俊次)
   ○フェニックス通り海まで風光る  (伊藤美智子)
   ○新刊のインクの匂ひ風光る  (城下洋二)
　  ○花吹雪信号待ちも気にならず　  (依田美弥子)
   ○健やかに老いし姉妹さくら餅  (加茂好朗)
   ○春愁や毘沙門天は晴れ渡り  (伊藤美智子)
    ○花街の窓辺で廻る風車　  (市村幸雄)
   ○路地をぬければ四月の風とオムライス  (高瀬俊次)

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