前のページへ

2014年度俳句の会「特選句」 
 

  <冬例会:特選句>


 2015/2月5日(木)
 場所:港区立生涯学習センター


    例会ご案内
   
  
   ◎ 電話なく文の来ぬ日の寒の月 (荒井和子)
   ◎ 寒紅梅青空深く風の鳴る  (城下洋二)
   ◎ 寒燈や小康得たる友の顔  (高瀬俊次)
 ☆◎ 閉校の迫る母校や薄氷 (高瀬俊次)
   ◎ 炊き立ての飯生みたての寒卵 (深津健司)
   ◎ 寒鰤や日本海流遡る (柴山美穂)
   仰ぎ見る雪解雫の天主堂 (高瀬俊次)
   ( ☆◎は選者2名の共選句 )
 

 <秋例会:特選句>

 2014/11月6日(木)
 吟行:横浜三渓園
 句会:本牧地区センター

    例会ご案内

  
 

  ◎ 秋深し路地過ぐる人詩人めく (高瀬俊次)
  ◎ 群青の空に半月秋深し  (城下洋二)
☆◎ 日だまりの座を分かち合ふ冬隣 (高瀬俊次)
  ◎ 秋深しじつと手を見て爪を切る (葛山由博)
  ◎ 燗にするいやそのままで今年酒 (伊豆康夫)
  ◎ 風に鳴る草々秋の深みかも (深津健司)
  ◎ 灯明りや黒光りして家具建具 (深津健司)
   ( ☆は選者2名の共選句 )
 
  <夏例会:特選句>
 2014/7月30日(水)
 場所:港区立生涯学習センター

    例会ご案内

   
   ◎風渡る青田の中の駅舎かな   (浜口重太)
   ◎声はまだ小さきこども神輿かな (伊豆康夫)
   ☆篝火を吊るす鵜匠に火傷痕 (高瀬俊次)
   ☆万緑の中や棺の押し出さる  (高瀬俊次)
   ◎潮騒の枕に近き夜の秋 (深津健司)
   ◎草叢を立ちて初蝉孤を描けり (鈴木黎子)
   (☆は選者2名の共選句) 
 

  <春例会:特選句>
 2014/4月2日(水) 
   吟行:浜離宮恩賜庭園
     句会:芳梅亭

     例会ご案内     
 
  
   ◎木のもとに酒と肴と花吹雪  (加茂好朗)
   ◎外へ一歩出ればそこに春の風  (伊豆康夫)
   ◎潮風に花満ちてゆく離宮かな   (城下洋二)
   ◎桟橋を出づ満員の花見船    (鈴木黎子)
   ◎春風に汽笛を乗せて出船かな  (鈴木黎子)
   ◎聞き役は我には不向き木の芽和  (伊豆康夫)
   ◎春の浜子の描く象は父に似て  (高瀬俊次)
   ◎菜の花に浮き沈みして子の歩み  (市村幸雄)

前のページへ