俳句の会：2023年度第１回例会報告

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	・開催日：2023年6月29日（木）　１３時００分～１７時００分　・場　所：港区立生涯学習センター（ばるーん）204学習室
	参加者１５名（選者含む）
	参加／敬称略	伊豆・伊藤・葛山・工藤・小髙・菅原・鈴木（芳）　　鈴木（黎）・髙瀬・田中・中前・宮之原・依田　　（内、3名は欠席投句）
	指　導	深津先生・城下先生

2020年2月以来、3年ぶりにやっと句会が開催できました。コロナ禍の3年間、「メール句会」、「写真で1句」と、
工夫をしながら活動を続けてきました。「メール句会」は「じっくり時間をかけて選句できる」「自句について書かれ
た選評・コメントを読むことで新しい発見がある」など、それなりにメリットがあります。

コロナ禍は沈静化しつつあるものの完全に終息した訳ではないことから、今回は「メール句会」と「実句会」の折衷
方式で行いました。「投句」「投句一覧配信」までは参加者と世話人のメールのやり取りで行います。参加者が選んだ
句を記入した「選句用紙」を句会会場に持ち寄るところから句会が始まります。

出句は1人4句、15名から60句。選句は1人5句。句会では「選句用紙」に記入された一人一人の句を世話人が読み上げる
「披講」を聞きながら、参加者各自が「点盛り」を行います。「合評」では、選んだ句について、「なぜこの句を選んだか」「この句のどういうところが良いと思ったか」など意見を述べ合った後、作者が「名乗り」ます。今回は点が入ら
なかった句についても選者や参加者が意見を述べ合うことにより、今後へのヒントを得ることができました。

また全体を通して、選者のお二人から次のようなコメントをいただきました。

　　・作句では「何を詠むか、どう詠むか」がポイント。「何を詠むか」ということについてはだいぶ習熟してきた。
　　「どう詠むか」については、「どこに焦点を当てるのか」ということをよく考えてほしい。
　　・説明的な句がある。俳句は焦点を絞って、説明し過ぎないことが大事。

今回も「作品ギャラリー」に掲載する「選者選」、参加者自薦の「今日の1句」、参加者からの得票の多かった
「高点句」など、じっくり味わっていただければ幸いです。

3年ぶりの句会。「やはり顔を合わせての句会は良いもんだなぁ」と筆者は思いましたが、おそらく参加者の皆さんも
同様の感想をお持ちなのではないでしょうか。　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　代表世話人　髙瀬俊次