俳句の会トップページへ
俳句の会 2021年12月(通算第7回)メール句会報告


 (概 要)  ・実施日:2021年12月(メール投句締切:12月4日)
 ・参加者:16名(選者含む)  
(参 加/敬称略)    伊豆・伊藤・葛山・加茂・工藤・小・菅原・鈴木(芳)・鈴木(黎)
   瀬・田中・中前・宮之原・依田  
(指 導)    深津先生・城下先生

 <以下、第7回メール句会リポート>
2年近く続いているコロナ禍の中、俳句の会では 「いつでも、どこでもできる」という俳句の特性を活かし、
自宅に居ながら参加できる「メール句会」を実施しています。2021年を締めくくる通算第7回の今回は16名
が参加しました。

俳句の会のメンバーには すっかり定着した「メール句会」は、俳句の会の句会の手順を参加者とまとめ役の
世話人(瀬)とのメールのやり取りで行うというものです。 選者の先生にもメールで参加していただきま
した。

出句は1人4句、16名64句。参加者はその中からそれぞれ5句選びます。今回も秀句が多く参加者は5句に絞り
込むのが大変だったようです。  「作品ギャラリー」 に掲載する「選者選」、参加者自薦の「今日の1句」、
参加者からの得票の多かった「高点句」など、じっくり味わっていただければ幸いです。             

今回、選者の先生から次のようなコメントをいただきました。
  十二月は黒田杏子先生の先生、山口青邨氏が亡くなった月です。毎年「藍生」誌の十二月 号では
青邨特集をしています。今年には青邨氏が亡くなった時の天声人語が転載されていま す。
その中に次のような引用文があります。
  「自然現象を眺める態度は自然科学者も俳句者も全く同じ。処理方法が違うのみ・・・ たとえば
一個の石を科学的実験で研究するか、詩的に考えて客観写生するかの違い」
  しかしながら対象をよく見てもこの詩的な客観写生というのはなかなか手強い。対象を表裏、前後
左右とじっくり眺めても詩的感興が湧かないことも多々あります。なるべく頭を柔軟に保っておく
必要があるのです。この「詩的客観写生」を頭の隅に置いてこれからも作句に励んでいきましょう。

コロナ禍で制約がある中、今回も「メール句会」を楽しむことができました。 コロナ禍も落ち着きを見せて
いましたが、ここへ来て新型オミクロン株の出現。ここを乗り切れれば、来春には 通常の句会開催も可能に
なりそうですね。早くその日が来ることを願っています。

                                     代表世話人 瀬俊次
                                 
     
 
 


                             



  <2021/12/18:文責:瀬:HP編集:後藤>