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俳句の会 2020年度 第3回メール句会報告

 (概要)  ・実施日:2020年11月(メール投句締切:11月18日)
 ・参加者:15名(選者含む)  
(参加/敬称略)   伊豆・伊藤・葛山・加茂・工藤・小・鈴木(芳)・鈴木(黎)・瀬 ・田中
  中前・宮之原・依田
(指導)   城下先生、深津先生 
 <以下、第3回メール句会リポート>

新型コロナウイルス感染は一時期減少の兆しが見えたものの、今や第三波の渦中にあります。
OB会の同好会活動も多くが休止を余儀なくされる中、俳句の会では「いつでも、どこでもできる」という俳句の特性を活かし、
自宅に居ながら参加できる「メール句会」を5月、7月に引き続き実施しました。今回は15名が参加しました。
この「メール句会」は俳句の会の句会の手順を参加者とまとめ役の世話人(瀬)とのメールのやり取りで行うというものです。
選者の先生にもメールで参加していただきました。

5月、7月の「メール句会」の報告にも掲載しましたが、いつもの句会と「メール句会」の進め方の違いを表にすると概ね以下
のようなものです。

いつもの句会 メール句会
投句   投句 短冊に記入し1か所に集める  世話人あてメールで送る
清記   短冊を手分けして清記用紙に書き写す  世話人は全参加者分の「投句一覧」データファイルを作成
選句   清記用紙を回覧し句を選ぶ  参加者は世話人が配信する「投句一覧」ファイルの中から
 句を選ぶ
披講   選んだ句を各自が発表する  選んだ句と選評(選句理由)を世話人あてメールで送る
 互選   自分が選んだ句について選句理由を発表する  世話人は「選句一覧」データファイルを作成し参加者へ配信
          
「第3回メール句会」を終え、今回の参加者の皆さんから以下のような感想やご意見を いただきました。

  ・選句された方のすべての選評をみて、ああこういう見方もあるんだなととても参考になりました。時間に追われず
   じっくり選句できるのはメール句会の利点だと思います。
  ・メール句会は遠方の人も、事情があって句会に出づらい人も参加できるところが良い。
  ・もうしばらくは、このままメール句会でも良いな・・・と思っています。
  ・コロナ感染の状況次第ですが、次回は久々に「吟行」を実施、その日はそのまま散会し、句会は後日「メール句会」で、
     というのは如何でしょうか。


参加者の皆さんの感想・意見を総合すると、「メール句会」も3回目となってすっかり定着し、「メール句会」の利点を認識
しつつ「新しい句会様式」についてもいろいろ考えていただいているようです。

また今回、選者の先生からは次のようなコメントをいただきました。

  メール句会も3回目となるが、この間「旧かな」の間違いが大きく減少したと思う。 もちろん「現代仮名遣い」での作句
  も作者の自由だが、やはり俳句には「旧かな」が相応しいと私は信じているので、この傾向は大変に喜ばしい。 これからも
  作句が終わったあとの、辞書での確認をぜひ実行していただきたい。  


コロナ禍でいろいろな制約がある中、今回も「メール句会」を楽しむことができました。早く句会が開けるような日が来ること
を願いつつ、コロナとの長期戦に備え、より楽しめる「新しい句会様式」の模索も続けて行きたいと思っています。  

                                             代表世話人 瀬俊次

   
     
                             


  <2020/12/10:文責:瀬:HP編集:後藤>