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<以下、第2回メール句会リポート> |
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一旦は収まるかに見えた新型コロナウイルス感染は。またも拡大に転じています。 そういう中、「いつでも、どこでもできる」 という俳句の特性を活かし、自宅に居ながら参加できる「メール句会」を5月に引き続き実施しました。 今回も前回と同数の16名が参加しました。 この「メール句会」は俳句の会の句会の手順を参加者とまとめ役の世話人(瀬) とのメールのやり取りで行うというものです。選者の先生にもメールで参加していただきました。 5月の「メール句会」の報告にも掲載しましたが、いつもの句会と「メール句会」の進め方の違いを表にすると概ね以下のような ものです。
「第2回メール句会」を終え、今回の参加者の皆さんから以下のような感想やご意見を いただきました。 ・メール句会の良いところは、じっくりと投句を味わうこと、投句者の思いをより感じることができることだと思う。 ・選句に時間をかけられるところが良い。 ・メール句会を継続してほしい。 ・選者の先生の作句についてのアドバイスは勉強になるが、やはり直接お話を聞けたら良いと思う。 早く句会が開けるようになることを願っています。 以上のような参加者の皆さんの感想・意見を総合すると、それぞれに「メール句会」を楽しんでいるものの、 「早く句会が開けるようになってほしい」ということが偽らざる気持ちということのようです。 また今回、選者の先生からは次のようなコメントをいただきました。 皆さんは俳句のキャリアを積み、句の形が整ってきているので、内容について少し触れて みたいと思います。 いい句とは、一般的には「季語が生きていて、省略が利き、余情、余韻のあるもの」といわれていますが、 黒田杏子先生の「暮らしの歳時記」に鑑賞のポイントがもう少し具体的に書かれておりますので、抜粋してみます。 「作者に共感と親しみ」を覚えるもの。「いきいきとした暮らしぶり」が見えてくるもの。「人の生き方、人生観」が 現れたもの。「人間の姿、生きている人間の情景が浮かび上がって」くるもの。「作家の個性が投影」され、 「映像的」であり、「臨場感」のあるもの。 そして対象への「愛情と親しさ」が溢れているものなどなど。 自戒を込めて言うのですが、もう一度前述の鑑賞のポイントを念頭に置き、自分の句を 見つめてみてください。 OB会の同好会の活動がほとんど休止となる中、今回も俳句の特性を活かした「メール句会」を楽しむことができました。 しかしながら「俳句は座の文芸」と言われるように、あくまでも「連衆が集まって行う句会」が基本。 早く句会が開けるような日が来ることを願っています。 代表世話人 瀬俊次 |
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