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2015年度俳句の会「特選句」
<冬例会:特選句>
2016/2月4日(木)
句会:青山生涯学習館
例会ご案内
○ 良きことの一つもなき日春隣
(浜口重太)
☆
○ 車座を割りて鮟鱇鍋来る
(高瀬俊次
)
○ 早梅や盲導犬と擦れ違ふ
(伊藤美智子)
○ 雪掻いて街のしづけさ振り返る
(城下洋二)
○ パレットのピンクきみどり春隣
(小高秀則
)
○ 臥す母と歌繰り返す春隣
(浜口重太)
○ 凍蝶の翅畳むとき死ぬるとき
(深津健司)
(☆は選者2名の共選句)
<秋例会:特選句>
2015/10月29日(木)
吟行:目黒界隈
句会:下目黒住区センター
例会ご案内
○足下の影濃く染まる暮の秋
(柴山美穂)
○贈る人居る幸せや毛糸編む
(荒井和子
)
○ハロウィンの南瓜あり蛸薬師前
(城下洋二)
○托鉢の僧列通る暮の秋
(市村幸雄)
○瀧泉寺木の実の落つるまた一つ
(柴山美穂
)
○水音の絶えぬ古刹や秋うらら
(伊豆康夫)
○秋暮るる父似の羅漢像探し
(深津健司)
○蓑虫のちちよと泣くや摩尼車
(小秀則)
<夏例会:特選句>
2015/7月29日(水)
句会:港区立生涯学習センター
例会ご案内
○雷や巨大迷路の行きどまり
(伊藤美智子)
○雷鳴やにはかに翳る古書の街
(城下洋二
)
○紺碧の空瑠璃色の海真夏
(伊豆康夫)
○遠来の友の連れ来し風涼し
(高瀬俊次)
○ふるさとのころがつている西瓜かな
(伊藤美智子
)
○雷落つるとも鉄壁の二遊間
(高P俊次)
○日の盛りつくばい蝶の止まる音
(小高秀則)
○夕立晴草あをあをと匂ひたち
(深津健司
<春例会:特選句>
2015/5月7日(木)
吟行:芭蕉稲荷神社な
句会:森下文化センター
例会ご案内
○ふるさとへ緑の峠いくつ越ゆ
(
高瀬俊次
)
○少年の花の駅より駆け出しぬ
(高瀬俊次
)
○青蔦や稽古終へたる相撲部屋
(
城下洋二
)
○ベランダをおよぐ手づくり鯉幟
(
伊豆康夫
)
○橋渡りまた橋渡り夏に入る
(
深津健司
)
○ひと匙のココアの匂ひ春惜しむ
(
葛山由博
)
○万緑の中やいつぷく深川めし
(
中前行雄
)
○オダマキの鉢置く窓辺猫ねむる
(依田美弥子
)
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