ヤマハOB会「俳句の会第4回例会」は、2月20日(火)13時から表参道の「青山生涯学習館」で行いました。 夏と冬は季節が厳しいということで、午前の吟行はなく句会のみで行いました。句会は自分の作品を披露し、他人の作品を鑑賞し選句するもので、名前は伏せて行われます。自分が良いと思った句を選び、何処が良かったかを選評するもので、他者の批判を行うのではありません。
俳句は有季定型、すなわち春夏秋冬の季節の言葉をキーワードにして、五・七・五の言葉で感動を詠うものです。今年は2月後半でも厳しい寒さが続き、兼題の「早春・春兆す」もまだ早い感じではありましたが、兼題一句と当季雑詠三句、合計四句の出句でした。
句会はまず自分の作ってきた句を短冊に書いて提出することから始まります。次に進行係によってその短冊がメンバーに
ランダムに配られ、各自その句を「清記表」に書き写します。そしてそれを次々と回していきます。良いと思った句があればノートに書き留めておき、最終的に決められた数(四句)に絞り込みます。そして「披講」という自分の選らんだ句を発表します。そしてその句を選んだ理由、どこが良いかを述べます。
最後に俳句のプロである選者の方の選を聞き、選評で指導を受けます。特に我がヤマハOB会俳句の会では、疑問があれば
一人一人が自由に選者の方に質問をし、当初の自分の思い込みや考え違いが修正され、解釈や表現に様々な工夫があることが納得できるまでお聞きすることができます。今回も人それぞれの見方・考え方やイメージの広がりと詠みの深さなど、感性に刺激的なものを感じられる句会でした。
結局話は尽きず、今回も場を変えてお話をし、少しお酒も入って議論をして句会は終えました。
記:代表世話人 葛山 由博
|