今回の参加者は多彩で4名の見学参加がありました。兼題4句 持参された荒井和子 さん・星 和子さん2名、座に入り選句をさ れた依田美弥子さん・小柳葉子さん 2名が見学メンバーとして加 わりました。また会員の安富節子さん・柴山美穂さん の2名は欠席投句の参加でしたが、互選等句会の流れは見学の2名の方でカバー して頂きました。
その結果会員参加(欠席投句含む)13名、ゲスト参加1名、見学参加4名、選者2名、 合計20名という過去最大規模の句会となりました。
会員が相互に選ぶのを互選、プロの目から見た選を選者選といいます。選者選は特選4句・並選5句として選ばれます。 私たちの句会は初めての方も参加でき、また新聞でしか見られない選者のダブル選(☆)もある句会です。選者の方お二人 からの偏らない幅広い選と、滅多にない特選ダブル選という傑出した句の選もある、敷居は低いが極めて本格的な俳句の 会といえます。
最後に選者の先生から、「このヤマハOB会俳句の会はスタートしたのが平成23年7月で約3年半になる。当初は選ぶのに苦労 したが、今は絞るのに苦労する」と、この間の進歩を記録されてきたノートを見せて講評を頂いた。また今回の内容については 季語の扱いに触れられて、「蝋梅と春を待つ句があったが、蝋梅の素晴らしい香りに気持ちが入りすぎて、春を待つという季語 を入れてしまった。季重ねは悪くはないですが、表現の幅が狭くなるので避けましょう」といったような高度な指摘があった。