俳句の会トップページへ

平成29年度 第2回俳句の会「夏の例会」報告
 
   日 時 平成29年8月1日(火)13:00〜16:30
   会 場:   句会=白金台いきいきプラザ
参加者13名 (敬称略:索引順)
会 員  伊豆、伊藤、葛山、加茂、小高、高瀬、
 田中、中前、依田
ゲスト     鈴木(芳)
指 導    城下先生、深津先生
ゲスト  例会欠席:投句参加  鈴木
 

ヤマハOB会俳句の会第2回夏の例会は、8月1日(火)13時から「白金台いきいきプラザ集会室」で行いました。夏と冬は季節が厳しいこと
もあり、午前の吟行は止め午後から句会のみで行っています。  

今回の句会は当期雑詠3句、兼題「涼し」1句、計4句の持ち寄りでした。兼題は全員の宿題で、季語「涼し」から1句別に作るということ
です。「涼し」とは歳時記によれば「暑いときまっている夏の間に、朝晩とか、水辺とか、風とかのため、しばし暑熱のひいた快さを意識
することは格別である
」と解説されています。「涼し」という語は、肉体の感覚よりも、むしろ人間の詩的センスによって、たとえば鐘の
音涼し、木影の涼し、老涼のように何かに結び付けて生かすこともできます。雑詠もこのように見つけた季語の本来の意味を調べ、それを
頭に置いて数回繰り返しているとイメージが膨らんできます。  

選者の先生からは、

〇今日の兼題「涼し」は、極暑の中でイメージするのはなかなか大変だったと思う。歳時記の中では「朝涼し」「鐘涼し」「老涼し」の
 ような、季語の「涼し」からその本意の言葉の中を探りやすく書かれているが、みなさんよく挑戦された。

〇俳句は五七五の詩形です。この詩形は万葉集や古今集の古代から、芭蕉や子規を経て現代まで引き継がれてきた詩形です。音の調べの
 基調であり、世界最短の詩形です。字余りを良しとせず、ぜひ五七五にえる努力をして欲しい。

〇作られた俳句は読み手に伝わらなくては何にもなりません。一人の孤独感のつぶやきであれ、挨拶句であれ、具象性を生かして伝わる
 句にしていくことが肝要、 といったご指導がありました。  

今回も話は尽きず、場所を変えてお話を聞き、議論をして終えました。  尚、次回第3回秋の俳句の会は10月31日(火)、国分寺にて吟行
と句会を予定しています。兼題は「秋の果物一切」として1句、雑詠3句、計4句出句とします。詳細は後日あらためてご案内いたします。

代表世話人 葛山由博(記)


 
 

 句会開始前の情景 句会スタート〜先ずは投句   選句に集中します 
 
選者の解説〜納得です  次回開催日程を協議  句会は無事終了 
                                                             
    懇親会  

ビールで乾杯!
いざ懇親会場へ! いつもとは雰囲気が?
ワインが似合います ピザに舌鼓
  俳句の会トップページへ                             ページの始めへ戻る





<2017/8/8:文責:葛山・写真:伊豆・HP編集:後藤>