日時: 平成26116日(木)11:0016:30
  会場: 吟行=横浜・三渓園  
      句会=横浜市本牧地区センター

  参加者:12名(敬称略)
    伊豆、市村、伊藤、葛山、加茂、岸本、高瀬、浜口
   (ゲスト)鈴木、(見学) 田中 
   (選者)深津先生、城下先生


※クリックすると写真が拡大します

集合場所は正門前


入園案内を手に


先ずは集合写真から


 菊花展を見学

   
             平成26年第3回俳句の会例会報告

   

今年度第3回秋の俳句の会は116日横浜・三渓園で吟行、横浜市・本牧地区センターで
句会を行いました。遠方からの参加者もあり11時正門集合、明け方の雨も上がり、秋の
吟行らしい日和となりました。


正門を入った大池には、鴨が舟の周りに群れています。選者の先生からは「初鴨」です、「鴨帰る」は春の季語で注意してくださいと指導があった。反対側の蓮池は秋の深まりと
ともに枯れて無残な姿になった蓮の葉を見て、「破れ蓮(やれはちす)」と言い、
「敗荷(やれはす)」とも書きますと言われ、日本語の豊かさを実感する。
園内では菊花展が行われており、大菊・懸崖・古典菊・江戸菊など滅多にみられない菊の
美しさに見とれました。

原三渓は明治時代にここ本牧の地に古建築を移築し、美術家を支援育成し庭園を整備しま
した。庭園の何処からも三重塔が見え、重要文化財が10棟、古道具等も収集保存されて
います。大きな茅葺屋根合掌造りの古民家辺りは紅葉が始まっていました。中に入ると
榾火が焚かれ、床や扉や天井まで黒光りしています。皆な三々五々園内を吟行し、思い
思いに昼食をとって13時に再度正門に集合しました。
 

 
 見事なものです


 高浜虚子の句碑を発見

時代の重みを感じます

暫し作句に没頭

  

句会は三渓園から徒歩10分位の「横浜市本牧地区センター」小会議室で行いました。

今回句会は見学で初参加の田中さんを紹介、吟行で出来た2句を投句して頂き、句座の中に入ってもらいました。
出句は兼題の「秋深し」を1句、吟行で出来た句など雑詠が3句の合計4句で、各々短冊に書いて投句します。
そして混ぜた短冊を各々が清記表に書き写し、全員に回覧します。そこから自分の良いと思う句を4句選び選句表に
記入、各自の選を順番に発表していく互選を行います。その後選者お二人の選があり、特選4句・並選句が発表され、
その選評を伺い質疑に入ります。今回は、


・季語について、知らず知らずに季重なりなっていることがある。比重が分かる句は採られるが、出句者がそれを
 分かって作句しているかは課題。


・俳句は五・七・五に世界を凝縮するものだが、上五と下五が入れ替えられても成り立つ句がある。出来るなら上五に
 季語の言葉を集中し、中七・下五と分けて切った方が良い。


・言葉使いで「花」を「華」などと飾り立て、逆に句自体が軽くなってしまう場合があるので注意する事。

等のお話があった。会員からの次々と出てくる質問に答えて頂き、それはこの後行われた懇親会まで、
話は尽きなかった。


                                          代表世話人 葛山由博

 句会会場に到着

 まずは作句から

次に選句です 

選者による解説

 選句用紙へびっしり書き込み

句会は無事終了

懇親会  
 楽しみは2次会 とりあえず乾杯!

句会の続き? 


時間はあっという間に… 


                                      
 






<2014/11/15:文責:葛山・写真:伊豆・HP編集:後藤>