句会は三渓園から徒歩10分位の「横浜市本牧地区センター」小会議室で行いました。
今回句会は見学で初参加の田中さんを紹介、吟行で出来た2句を投句して頂き、句座の中に入ってもらいました。
出句は兼題の「秋深し」を1句、吟行で出来た句など雑詠が3句の合計4句で、各々短冊に書いて投句します。
そして混ぜた短冊を各々が清記表に書き写し、全員に回覧します。そこから自分の良いと思う句を4句選び選句表に
記入、各自の選を順番に発表していく互選を行います。その後選者お二人の選があり、特選4句・並選5句が発表され、
その選評を伺い質疑に入ります。今回は、
・季語について、知らず知らずに季重なりなっていることがある。比重が分かる句は採られるが、出句者がそれを
分かって作句しているかは課題。
・俳句は五・七・五に世界を凝縮するものだが、上五と下五が入れ替えられても成り立つ句がある。出来るなら上五に
季語の言葉を集中し、中七・下五と分けて切った方が良い。
・言葉使いで「花」を「華」などと飾り立て、逆に句自体が軽くなってしまう場合があるので注意する事。
等のお話があった。会員からの次々と出てくる質問に答えて頂き、それはこの後行われた懇親会まで、
話は尽きなかった。
代表世話人 葛山由博
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