平成25年第1回俳句の会活動報告

日時  平成25年4月11日(木)
         11時〜17時
会場  吟行=北鎌倉〜鶴岡八幡宮
     句会=鎌倉生涯学習センター

     
     参加者13名(敬称略、索引順)
    石原、伊豆、市村、伊藤、葛山、加茂、小高
    実崎、高瀬、中前、 (ゲスト)鈴木
    (選者)深津先生、城下先生、

平成25年度の第1回ヤマハ俳句の会例会は、古都鎌倉で吟行と句会で行いました。都心と違って
やや郊外での実施となったため、集合を北鎌倉駅に
11時にして、全員集合の上スタートしました。
最初は 新緑が目に染みる円覚寺、桜はもう散っていましたが、椿や牡丹など大きな花から著莪、
マンサクなど庭いっぱいに花が咲き乱れていました。鶯や蛙の鳴き声も聞こえ、蝶々も飛んでいま
した。天気も良く、まさに春爛漫、春うららといったところです。

※クリックすると写真(1〜3)が拡大します

1、集合場所の北鎌倉駅、昔懐かし駅舎でした。         さぁ!スタート

 

 
        円覚寺山門              円覚寺・鎌倉市指定天然記念物 ”ビャクシン”
          
鎌倉街道に沿って鶴岡八幡宮まで春の花々、鳥の鳴き声を、百花繚乱・百千鳥と言いながら春の
季節を満喫、途中 建長寺の厳かな建物を眺めたり、お屋敷の花を愛でたりして鶴岡八幡宮まで
一駅分歩きました。本殿にお参りして、倒れた銀杏の木の跡の芽生えの様子、池ざらえ、流鏑馬の
道を見てまわりました。そして長い段葛をぶらぶらと海岸の方に歩き、鎌倉駅辺りで、昼食をとる
ことにしました。句会の会場は目の前です。 

2、円覚寺から鶴岡八幡宮へ、歩け〜歩け。



 
鶴岡八幡宮、朱色が印象的            鶴岡八幡宮、外国人が目立ちます!
 


有名な段葛
 
 3、14時から鎌倉生涯学習センターで,
いよいよ例会の開始です。


 
句会風景 選句中(生涯学習センター)                    句会風景 解説中            

最初に 当期初回の例会となるため、新入会員と本日のゲスト参加者を紹介。  2012年度の活動報告・決算
報告、2013年度の活動計画を全員にはかり賛同を得ました。

句会は今年度初のため、新入会の人に手順の説明を行いながら進めました。まず配られた短冊3枚に、自分
の句を3句記入、受付で投句する。みなさんの投句した句をバラバラにした上でそれぞれに3句ずつ配布、
各自それを清記用紙に記入。順々に清記用紙を左回りに回して気に入った句をメモにとり、全員の分を回し
終えたところで3句の選句に入る。そして各自の選句を、披講として大きな声で読み上げる。
ここまでを互選といいます。

その後 選者の方お二人から、それぞれプロの目から見た秀句を発表いただき、どこが良いのか
解説をうかがいます。それが終了したら質問や指導に入ります。

・ 俳句は 五・七・五で考えるのではなく、計十七音句で考える。句切れが悪くても、最終的に
  十七音にまとまっていれば良い。
・ 清記表は 正しく書くこと。清記間違いは、投句した人に対して失礼である。
・ ルビは 基本的には振らない。よほどの難解語以外は、読者を軽視したことになる。
・ カタカナは 外来語のみとし、擬音語とか花の名前だからといって、単純にカタカナしては いけない。
・ 慣れてきたら 新仮名つかいから旧仮名つかいに改めること。辞書を引き旧仮名にする。
・ ボキャブラリー不足は、歳時記を普段からよく読んで増やしていく。
・ 句会では 落ちても、入っても、基本は他人の力を借りて自分の勉強をする所である。

この後、小町通りの老舗蕎麦屋「峰本」で打ち上げを行ったが、議論は続いた。 
                                     
俳句の会代表世話人 葛山由博


              
                    句会終了 やれやれ! 

4、懇親会風景 


”乾杯”


俳句談義に花が咲く?!
                           

宴たけなわです 
                   




<2013/04/18:文責:葛山・写真:伊豆・HP編集:後藤>