平成25年1月23日
平成24年度 第4回「俳句の会・例会」報告
今年度のヤマハOB会「俳句の会例会」を、新春早々1月16日(水)に行いました。年4回春夏秋冬と例会を行っていますが、気候がよく自然の美しい春と秋は、景勝地で吟行と句会を行っています。季節の厳しい夏と冬は、持ち寄った句を中心に句座を組む例会を中心に行っています。今回は参加会員11人と選者2人で13人の参加者、「港区三田いきいきプラザ」の集会室、13時から16時半で句座を組みました。
例会の1週間前に雪が降り、俳句としては大きな季語が天から降りました。
冬は寒冷、万物蕭条と枯れつくす冬の花は雪です。年末はクリスマスで花なき季節を祭りで飾り、年明けはお正月の行事で彩り、冬と新年とは厳粛に分けられながらも、季語の多い時期でもあります。
句会は、13時開始から各自が作った句3句を短冊に書き「投句」します。そして投句された39枚の短冊をよく混ぜ一人一人に3枚渡されて、「清記表」に丁寧に書き写します。それを順次隣に回しながら,自分の気に入った句を書き留めていきます。一巡したところで自分の「選句」として発表する3句に絞り、誰々選として、大きな声で発表します。このようにして会員11人の「互選」が行なわれ、選句評も終わると、
最後に「選者選」となります。 お一人8句で合計16句、内特選其々3句計6句選ばれて、本日の全体講評がされます。句会の中でもっとも緊張するときです。
最後に15時半頃から選者から「冬の難解季語」の説明があり、また会員から質問をして
指導をしていただく時間となります。
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「季重ねと季またがりの注意」…季重ねとは同一の季節の季語が2つ以上入っていること、季またがりは 違う季節の季語が2つ以上入っていること。厳密に言えば避けた方が良いが、優先度が明確な場合は良い。
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「俳句に何をどう詠むか」…何を詠むのかは感性の問題。どう詠むのかはある程度の訓練。名句や句集をたくさん読むこと。
と、質問にアドバイスを頂いた。更に、「どうしても俳句にならない時はどうするか」「カタカナ表記の是非」、などの質問や話が咲き、この話は場を改めて「新年会」の席まで議論は続きました。
句会16時半終了。新年会19時終了。
次回例会は4月11日(木)の予定。
(葛山由博 記)
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