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                  指導  深津健司先生  城下洋二先生
                  日時  平成24年4月5日(木) 13時〜17時
                  場所  深大寺、神代植物公園

          参加者(敬称略、索引順) 
             伊豆、
石原、葛山、加茂、実崎、柴田、柴山、菅原、
             高瀬、田形、中前、福田、


平成24年第1回俳句の会活動報告

平成24年度の「ヤマハOB会俳句の会第1回例会」が4月5日に「深大寺と神代植物公園」で行われ
ました。本年度の会員数は5名増加し17名となりましたが、この日は年度初めで、町内会や各種
団体の会合が重なり、12名の会員と2名の選者の方、計14名による吟行・句会となりました。 

遠距離の方の事も考慮して深大寺山門に11時集合。 山門界隈は山を取り巻く緑と水、名物の
深大寺蕎麦、深大寺のだるま市や種々の行事で賑わいをみせています。
日和も良かったせいか近場の人は先に来て周辺を一回りしてきた人もいました。

武蔵野の面影を残す深大寺と神代植物公園は高浜虚子等幾人かの俳人の句碑があり、 また都内有数の散策地としても有名です。全員14人が揃い山門を入ったら、 丁度数日後にある灌仏会の甘茶の振る舞いを受けました。梅も桜も同時に見頃のようで、 皆さんそれぞれ思い思いの方に散って行きました。私たち数人は選者の方に付いて境内をゆっくり回り、お寺の横から神代植物公園の前に出て、そこにある蕎麦屋で「名物の蕎麦」でお昼としました。

◆ 深大寺口から神代植物公園に入り、正門に向かって対角線上を、[小1時間]回遊するように
植物公園を歩いて行きました。
梅は満開です。桜は染井吉野、八重桜、山桜、紅枝垂が五分程度でまだこれからです。
椿、木瓜、辛夷、木蓮、沈丁花など選者の深津さんから花の名前を教えていただきながら、
正門に着き、会場の植物会館に入りました。ここでしばらく作句に専念しました。

 
◆ 句会は
13時から「植物会館・小会議室」ではじめましたが、期の初めということもあり、

  1、2011年度俳句同好会活動報告

 2、2012年度俳句同好会活動計画

  3、「俳句の会運営規定」一部改訂

を提案し、了承を得ました。

 1315分から句会開始、まず全員に短冊3枚配布され、 本日の課題である当季雑詠3句を、全員記入。「投句」が終わったらバラバラにし、一人ひとりに3枚づつ配布されます。  
これを「清記表」に書き写し、選者の方から順に番号と名前を名乗り、それを清記表に書きます。今度は 逆の順に清記表を回していき、一枚一枚よく見て自分なりに「選句」します。
選句した自分が思う良い句は別表に記入しておきます。
自分が書いた表が戻ってきたら一巡したことになり、ここで決められた選句数3句に絞ります。
そしてその句を選句表に記入します。

 そしてまず「互選」に入ります。方法は色々ありますが、今回は清記表を中心に行いました。
まず清記表の句を読みます。その中で自分の投句した句があれば「頂きます」と言って票を入れます。こうして一巡します。 

改めて また初めから互選で入った句を詠みあげ、投句者の選評を聞き、最後に作者に名乗りをあげてもらい一言言ってもらいます。作句のみならず、選をすることも勉強です。

互選の後、緊張する選者選です。選者二人から、それぞれ選ばれた特に良い特選三句、次に良い並選五句が選ばれます。お二人で特選六句、並選十句になりますが、お二人が一致する事はめったにありません。新聞でも数人の選者で一致する事はなく、一致すれば○記号が付けられるくらい、とても名誉なことです。
 

◆ 終了後 深大寺山門前の蕎麦屋2階で、反省会と俳句談義、選者の方も入り話は尽きません
でした。

 次回は 7月4日(水)で、午後から句会で行います。ヤマハOB会の方はどなたでも参加を歓迎します。ご希望があれば世話人までご連絡を下さい。

葛山由博 (記)
    
<句会一口知識>

  選者( せんじゃ )
    句会の指導者
  投句( とうく )  
    俳句作品の提出 
  選句( せんく )
    俳句作品の吟味と鑑賞
    
気にいった句を別の清記用紙
    に書き写す。
    (投句者名は伏せる)
  披講( ひこう )
    選句結果の読みあげ
    (投句者名が明かされる)
  合評( がっぴょう )
    お互いの作品の和やかな批評










選者選終了後、選者の方から所感
や指導があります。
今回の選評は、

1、 俳句は文語表現をするのが
一般的なので、手元に辞書を
置いて表記をまめに調べる
こと。

2、無季の俳句もあるが、季語を
入れることが原則。句の中で
絶対動かない季語を探すこ

が妙味。

3、旧かなと新かなの表記がバラ
バラだが、どちらかに徹する
べき。基本は旧かなで、わ
われの俳句は歴史的に旧かな
が適している。

4、植物や動物の名前は漢字
もしくはひらがなで書く。
カタカナはそぐわない。



句会写真

  例会終了後に懇親会が行われ、反省会や俳句談義などで、大いに盛り上がりました





                                        



       <文責:葛山 写真:伊豆 菅原 2012/4/16 HP編集:後藤>