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  日 時: 平成28年11月1日(火)10:0016:30
  会 場: 吟行=新宿御苑  
       句会=ルノアールBICCS店
参加者13名 (敬称略:索引順)
   伊豆、市村、伊藤、葛山、加茂、小高、鈴木(芳)
   田中、高瀬、中前、依田
指 導   城下先生、深津先生、



平成28年度第3回俳句の会秋の例会報告


今年の俳句の会秋の例会は、11月1日(火)に新宿御苑で行った。当日の朝から雨降り
になり、雨でも雪でも俳句は自然をそのまま詠むものでそれが吟行だと、コートを着て
出かけた。
集合時間10時までには参加予定者13人がそろった。 新宿御苑は当句会としては久し
ぶりである。東京の中心新宿に広大な庭園があり、季節ごとの花や樹、鳥や魚・虫と
自然の宝庫である。
10時新宿門を出発、選者の先生のお話を聞きながら進んで行く。「十月桜」と「寒桜」
の違いを実物で見て、チャノキ、山茶花がとてもきれいである。苑内の所々で「紫式部」
やススキに寄生する「南蛮煙管」も観察できた。樹木は銀杏や楓が色づき、森全体に
木の実が落ち、紅葉が広がっている。
 苑内7ケ所で菊花壇展が行われていた。1株から数百輪の花を咲かせる「大作り花壇」、
花弁を包み込むようにして花が大きくなる「大菊花壇」などが見頃だった。
11時半頃に苑内のレストランでお昼休憩と作句の時間を取る。この頃には雨も小降り
になってきて、句会場に移動する頃には雨は止んできた。
 雨の中、新宿門に集合

 十月桜が綺麗です  紅葉はまだこれから  菊花展初日 何とこれで一株です
  
随所に菊花壇が…   園内風景その①  園内風景その②

句会場は新宿御苑のすぐ近くに在る「ルノアールBICCS店」の会議室で到着早々準備し開始。句会は兼題「夜長」を入れて、
吟行句や雑詠句から合計4句の出句である。その出句された各人の4句がよく混ぜられて任意に4枚づつ配布される。それを
清記用紙に清書し順次回付して、自分の良いと思った句を最終的に4句選ぶ。そして選んだ句を順次披講し、選ばれた人は
名乗りを上げる。
一巡したら最後に選者選と講評で、なぜこの句は良いか、ここはもう一つこのように工夫してみたらと指導を頂く。質問も
自由である。

 
 句会会場へ  句会スタート 先ず投句  ⇒ ⇒ ⇒  選句用紙に順次転記
いよいろ選句 さてと!  選句用紙はビッシリ 
(マウスポインタを添えてみる)
 選者による講評
ポインタを添えると文字拡大します
 
質疑応答中  今日は

1、 吟行の時は、吟行してつかんだものを句にしてほしい。特に「菊花壇展」など
   大きな催事がある時は、チャレンジしてほしい。
2、 吟行ではみんなが同じ物を見ているのだから、他の人との着目の違い、表現の違い
   が、その場で勉強になる。
3、 吟行の後の合評会で意見を交換し、その後見直し、推敲し、言葉を磨くことに
  よってより実感のある句として完成していく。吟行が終わっても手を入れ続ける
  こと。


と、今回は特に吟行をするときの心得を教えていただいた。次回は来年2月15日兼題は
「冴え返る」と決めて、16時に終了。その後も夕食をとりながら個々の句を中心に俳句
談義が続いた。


                          代表世話人 葛山由博(記)
 
 
 
懇親会
 今夜の懇親会会場 懇親会スタート
会話が弾みます